ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
* * *
ミカエル王太子殿下主催のサロンは、表向きは無事成功のうちに幕を下ろした。
昨夜の窃盗未遂騒動は、公式には『不審な動きがあったため今後サロンでの警備体制をより厳重にする』とだけ申し送りされただけ。犯人の身元や手口は一切明かされることなく、すべては宰相セドリックの采配によって内密に処理された。
そして想定していた貴族からの嫌味な質問以外、アリアが恐れていたような『破滅フラグ』はなかった。
(ミカエル殿下とエレナ様もいつもと変わらぬ様子で…むしろさらに距離が近づいている気がする)
二人が顔を見合わせるたびに視線の温度が違っていた。
そっと交わされる笑みに自然な仕草。
(しかも、朝は殿下自らエレナ様の私室を訪ねられたなんて…!!)
昨日の一大イベントを乗り越えて、確かな信頼と絆が生まれているような気がする。
(よかった……このループは、ちゃんと未来が変わってきてる……)
王宮の午前の業務を終えて控室に戻ったアリアは、一息つくように椅子に腰を下ろした。
ミカエル王太子殿下主催のサロンは、表向きは無事成功のうちに幕を下ろした。
昨夜の窃盗未遂騒動は、公式には『不審な動きがあったため今後サロンでの警備体制をより厳重にする』とだけ申し送りされただけ。犯人の身元や手口は一切明かされることなく、すべては宰相セドリックの采配によって内密に処理された。
そして想定していた貴族からの嫌味な質問以外、アリアが恐れていたような『破滅フラグ』はなかった。
(ミカエル殿下とエレナ様もいつもと変わらぬ様子で…むしろさらに距離が近づいている気がする)
二人が顔を見合わせるたびに視線の温度が違っていた。
そっと交わされる笑みに自然な仕草。
(しかも、朝は殿下自らエレナ様の私室を訪ねられたなんて…!!)
昨日の一大イベントを乗り越えて、確かな信頼と絆が生まれているような気がする。
(よかった……このループは、ちゃんと未来が変わってきてる……)
王宮の午前の業務を終えて控室に戻ったアリアは、一息つくように椅子に腰を下ろした。