ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
けれど本人はまるで何でもないことのように、舌先に触れた飴を味わっている。
「甘いな」
その一言すらも、なぜだか肌に火がつくほど艶っぽく聞こえるのだからずるい。
「……ねえ、やっぱりおねえちゃんって宰相様の彼女なの?」
店先で一部始終を見ていた飴細工屋の少年が、ぽつりと呟く。
慌てて振り向くと、それはもう純粋な瞳でまっすぐにこちらを見ていて、アリアの背筋がぴしりと凍りついた。
「ち、違うの、全然違うからっ……!!」
必死に頭をぶんぶん振るアリア。
けれど目の前の少年はきょとんとしたまま、無垢な目でこちらを見上げている。痛い。無垢な瞳が痛い。
(お願い、そんな目で見ないでぇぇぇ……!!)
助けを求めるように隣りを伺うも、セドリックは相変わらずの涼しい顔を浮かべたまま。
「もうっ、閣下も涼しい顔してないで何とか言ってくださいよっ!」
「子どもの言うことだ。そこまで真に受けなくてもいいだろう」
至極あっさりとそんな言葉が返ってきた。しかも、アリアが無言の抗議を向けてもなお、ますます面白そうに口元を緩めるばかり。
(ずるい……!本当にこの人ずるい!!)
けれど言い返すこともできず、耳まで熱くなるのはどうにもできなかった。
「甘いな」
その一言すらも、なぜだか肌に火がつくほど艶っぽく聞こえるのだからずるい。
「……ねえ、やっぱりおねえちゃんって宰相様の彼女なの?」
店先で一部始終を見ていた飴細工屋の少年が、ぽつりと呟く。
慌てて振り向くと、それはもう純粋な瞳でまっすぐにこちらを見ていて、アリアの背筋がぴしりと凍りついた。
「ち、違うの、全然違うからっ……!!」
必死に頭をぶんぶん振るアリア。
けれど目の前の少年はきょとんとしたまま、無垢な目でこちらを見上げている。痛い。無垢な瞳が痛い。
(お願い、そんな目で見ないでぇぇぇ……!!)
助けを求めるように隣りを伺うも、セドリックは相変わらずの涼しい顔を浮かべたまま。
「もうっ、閣下も涼しい顔してないで何とか言ってくださいよっ!」
「子どもの言うことだ。そこまで真に受けなくてもいいだろう」
至極あっさりとそんな言葉が返ってきた。しかも、アリアが無言の抗議を向けてもなお、ますます面白そうに口元を緩めるばかり。
(ずるい……!本当にこの人ずるい!!)
けれど言い返すこともできず、耳まで熱くなるのはどうにもできなかった。