ループするメイドは破滅ルートを回避したい!はずが、なぜか宰相様の溺愛ルートに入ってしまいました!?
「……もしかして閣下が飴食べてるの笑ったこと、根に持ってたりします?」
「そんなことはない、今日一日の感謝の気持ちを表してるんだ。食べないのか?」
アリアからの疑いの目にセドリックは涼しい顔で言い返す。
けれど、さらりと告げるその声は妙に上機嫌だった。
(絶対、嘘!仕返しに決まってる…!!)
心の中で叫びながらも、せっかく作ってもらった飴を無駄にはできない。覚悟を決めるように、アリアは手元の飴に視線を戻すとそっと口を近づけた。
「……いただきます」
ぱきっ――
軽やかな音とともに、飴の欠片が口に触れる。
口の中に広がるのは優しい甘さの、どこか懐かしい味。
「……あ、美味しい……」
自然と感想が口をついて出て、次に笑みがこぼれた。
「それはよかった」
満足そうに頷くセドリックの視線が妙に恥ずかしい。アリアは顔を真っ赤にしながら、両手で飴を隠すようにしてそっぽを向く。
(じっと見られてると食べづらい……っ!)
見られないように顔を背けながら、もぐもぐと食べ進めていたとき、ふいにセドリックが一歩距離を詰めた。
「……飴、口の端についてる」
「えっ?」
驚いて手を伸ばしかけた、そのとき。
すっと指が伸びて、ためらいもなくアリアの唇の端に触れた。淡く、けれど確かに伝わるひやりとした指の感触。
「っ……!」
セドリックは指先で飴のかけらを拭い取る。
そしてそのまま唇へと運ぶと、指先に着いたそれを迷いなく舐め取った。
「~~~~っ!?」
呼吸も心臓も血の巡りも、全部が瞬間的に跳ね上がる。あまりの破壊力に、アリアは顔を真っ赤にしてぱくぱくと口を動かすことしかできない。
「そんなことはない、今日一日の感謝の気持ちを表してるんだ。食べないのか?」
アリアからの疑いの目にセドリックは涼しい顔で言い返す。
けれど、さらりと告げるその声は妙に上機嫌だった。
(絶対、嘘!仕返しに決まってる…!!)
心の中で叫びながらも、せっかく作ってもらった飴を無駄にはできない。覚悟を決めるように、アリアは手元の飴に視線を戻すとそっと口を近づけた。
「……いただきます」
ぱきっ――
軽やかな音とともに、飴の欠片が口に触れる。
口の中に広がるのは優しい甘さの、どこか懐かしい味。
「……あ、美味しい……」
自然と感想が口をついて出て、次に笑みがこぼれた。
「それはよかった」
満足そうに頷くセドリックの視線が妙に恥ずかしい。アリアは顔を真っ赤にしながら、両手で飴を隠すようにしてそっぽを向く。
(じっと見られてると食べづらい……っ!)
見られないように顔を背けながら、もぐもぐと食べ進めていたとき、ふいにセドリックが一歩距離を詰めた。
「……飴、口の端についてる」
「えっ?」
驚いて手を伸ばしかけた、そのとき。
すっと指が伸びて、ためらいもなくアリアの唇の端に触れた。淡く、けれど確かに伝わるひやりとした指の感触。
「っ……!」
セドリックは指先で飴のかけらを拭い取る。
そしてそのまま唇へと運ぶと、指先に着いたそれを迷いなく舐め取った。
「~~~~っ!?」
呼吸も心臓も血の巡りも、全部が瞬間的に跳ね上がる。あまりの破壊力に、アリアは顔を真っ赤にしてぱくぱくと口を動かすことしかできない。