【香る物語】香りの檻
株式会社芳香堂は、百年近い歴史を持つ香りの老舗。戦前、東京の下町に店を構えたのが始まり。そこは、娯楽・文化・商業の中心地で、有名なお寺と東京湾につながる川のある街だった。この頃はお線香・お香や匂い袋を売っていた。
終戦後、空襲で焼け落ちた街で、創業者・芳野源次郎が香を焚き、人々の心を慰めた。
『香リハ心ヲ映ス鏡。
香リハ心ヲ癒ス薬。』
祖父は自分の信念を貫き、少しでも被害を受けた人々の役に立ちたいという思いから、空襲を免れた新天地で再び活動を始めた。
下町からそれほど遠くなく、風が吹き抜ける坂道と、古い寺の鐘が聞こえる街。少しだけ高台にあるその場所に、新しい店を構えた。
祈りの香から、暮らしを癒やす香へ。
祖父の香りづくりは、そこで再び息を吹き返した。
終戦後、空襲で焼け落ちた街で、創業者・芳野源次郎が香を焚き、人々の心を慰めた。
『香リハ心ヲ映ス鏡。
香リハ心ヲ癒ス薬。』
祖父は自分の信念を貫き、少しでも被害を受けた人々の役に立ちたいという思いから、空襲を免れた新天地で再び活動を始めた。
下町からそれほど遠くなく、風が吹き抜ける坂道と、古い寺の鐘が聞こえる街。少しだけ高台にあるその場所に、新しい店を構えた。
祈りの香から、暮らしを癒やす香へ。
祖父の香りづくりは、そこで再び息を吹き返した。