「庭の千草」狂詩曲
先生には祖母の入所している老人養護施設の費用を援助してもらっている。
祖母に面会した時は、必ず先生に報告している。
「そうか。君のお婆さんだ。どうしたいか、しっかり考えて返事をしなさい」
先生は祖母のことを話すと穏やかに、わたしを諭すように言った。
翌日は、いつもよりも早く目が覚めた。
コンクール会場へは、余裕を持って家を出た。
ファイナル進出したコンテスタントの演奏を聴きたかった。
コンクール前に宗月とも話しておきたかった。
会場に着くと、宗月がロビーのソファーに座っていた。
「お婆さん、様子はどうだった?」
宗月は待ち構えていたのか、わたしを見つけて駆け寄ってきた。
「認知症もだいぶん進んでいるみたいだわ。所長から、今後のこともそろそろ話し合いたいと言われたけれど、コンクールが終わるまでは……」
正直に話した。
祖母に面会した時は、必ず先生に報告している。
「そうか。君のお婆さんだ。どうしたいか、しっかり考えて返事をしなさい」
先生は祖母のことを話すと穏やかに、わたしを諭すように言った。
翌日は、いつもよりも早く目が覚めた。
コンクール会場へは、余裕を持って家を出た。
ファイナル進出したコンテスタントの演奏を聴きたかった。
コンクール前に宗月とも話しておきたかった。
会場に着くと、宗月がロビーのソファーに座っていた。
「お婆さん、様子はどうだった?」
宗月は待ち構えていたのか、わたしを見つけて駆け寄ってきた。
「認知症もだいぶん進んでいるみたいだわ。所長から、今後のこともそろそろ話し合いたいと言われたけれど、コンクールが終わるまでは……」
正直に話した。