社内では言えないけど ―私と部長の秘匿性高めな恋愛模様―
「宇佐美さん。さっきの発表、すごくよかったよ」
プロジェクトチームのミーティングが終わり、会議室の後片付けをしていた私に、光山さんがそう声をかけてくれた。
「え? あ……本当ですか?」
褒められたことに虚を衝かれて聞き返すと、彼は力強く頷く。
「まだまだ苦手なのはわかるけど、たどたどしくても一生懸命で丁寧だし、いい感じの初々しさだった」
「えーと……褒めてもらえた……でいいんですよね?」
私が苦笑気味に訊ねると、光山さんは『もちろん』と胸を張った。
「アシスタントの君じゃなきゃ気づけない視点だし、みんなもハッとさせられたと思うよ。やっぱり、自分で発表してもらって正解だった」
それが真意だとわかるから、私もホッと胸を撫で下ろした。
今のチームで仕事をしていて幾つか気になることがあったため、リーダーの光山さんに申し出てみた、それが、私がミーティングで発言することになった事の発端。
光山さんから言ってもらおうと考えてのことだったのに、予想外だった。
慌てたし困ったけど、頑張ってよかった。
「プロジェクトはまだまだ続くし、宇佐美さんも気づいたことがあったら、また提案して」
「あ、ありがとうございます……」
頬を紅潮させてお礼を言うと、彼は目を細めて笑った。
「期待してる」
そう言って、私の肩をポンと叩く。
と同時に……。
「あれ。ミーティング、終わってしまったか……」
先に出ていった他のメンバーと入れ替わりに、湯浅部長が姿を現した。
プロジェクトチームのミーティングが終わり、会議室の後片付けをしていた私に、光山さんがそう声をかけてくれた。
「え? あ……本当ですか?」
褒められたことに虚を衝かれて聞き返すと、彼は力強く頷く。
「まだまだ苦手なのはわかるけど、たどたどしくても一生懸命で丁寧だし、いい感じの初々しさだった」
「えーと……褒めてもらえた……でいいんですよね?」
私が苦笑気味に訊ねると、光山さんは『もちろん』と胸を張った。
「アシスタントの君じゃなきゃ気づけない視点だし、みんなもハッとさせられたと思うよ。やっぱり、自分で発表してもらって正解だった」
それが真意だとわかるから、私もホッと胸を撫で下ろした。
今のチームで仕事をしていて幾つか気になることがあったため、リーダーの光山さんに申し出てみた、それが、私がミーティングで発言することになった事の発端。
光山さんから言ってもらおうと考えてのことだったのに、予想外だった。
慌てたし困ったけど、頑張ってよかった。
「プロジェクトはまだまだ続くし、宇佐美さんも気づいたことがあったら、また提案して」
「あ、ありがとうございます……」
頬を紅潮させてお礼を言うと、彼は目を細めて笑った。
「期待してる」
そう言って、私の肩をポンと叩く。
と同時に……。
「あれ。ミーティング、終わってしまったか……」
先に出ていった他のメンバーと入れ替わりに、湯浅部長が姿を現した。