白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
 どうしようかな。
 んんん。なんか固まっちゃってるし。

「あのぅ……」
「ああ、すみません。少し考え事をしてしまっていて」
「いえ。何か私が変なことを言ってしまったようで逆にすみません」

 食べるのをやめようと思うのに、どうしても美味しくて美味しくてつい手が止まらなくなる。
 
「ご歓談中申し訳ございません」

 何かを言いかけたブレイズの元へ、執事がやってきた。
 私に頭を下げつつも、そのまま彼に何かを耳うちする。

「……まったく……」

 先ほどまでよりもきつくブレイズの眉間にシワが寄る。
 何かあった感じね。
 今日の本来の目的は達成してないけど、仕方ないか。

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