白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
 うん。なんか、安定に感じ悪いからいいや。
 気にしないで食べておこう。

「やめないかニカ! 彼女は俺がここに前回のお礼もかねて招待したんだ」
「……すみません。前回も助けていただきアリガトウゴザイマス」

 ブレイズに怒鳴られ、渋々といった感じでニカと呼ばれた若い騎士は私に頭を下げた。

「報告はなんだ?」
「それが……」

 ニカは横目で私をチラリと見る。
 一般人が聞いていい話ではないという感じね。
 
 しかしまた席を立とうとする私を引き留めるように、ブレイズに手を掴まれた。
 その行動に驚いたのは私だけではなかったはず。

 その場にいた全員が、目を丸くさせていた。
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