白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。

46 ヒトではない者からの依頼

 あれから数日。
 マリアンヌが手配してくれた痛み止めを飲んでも、中々熱は下がらなかった。

 ニカの屋敷より数本の苗が届いたものの、庭に植えることも出来ずに部屋で、みミーナたちが管理してくれている。
 
「お礼の手紙を書かなきゃいけないのに」

 寝返りを打つと、熱のせいもあるのか全身がきしむように痛い。
 何よりも心配するマリアンヌのためにも早く良くなりたいのに、思うように体は動かなかった。

「また動こうとなされたんですか、アンリエッタ様」

 ベッド脇から落ちかけている私を見つけたミーアが声を上げた。
 
 ミーアは掃除の合間などに、最近毎日看病にあたってくれている。
 前世では誰一人この屋敷には味方がいなかったのに、今はたくさんの仲間も友人もいる。
 それだけで十分心強い。

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