白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
 誰がどう見たって、今まで何も送って来なかった父がこんなものを用意すると思わないでしょうに。

 益々分からなくなってくるから、やめて欲しい。
 他人から無償で好意を向けられたことなんて、ほどんとない。

 だからこれが純粋な好意なのか、裏があるのか、それともただの同情なのか。
 私には見分けがつかないから。

「ありがとう。送り主様にも、くれぐれもよろしく言っておいて」
「はい、承知いたしました」

 作業員たちが部屋を出ると、どこまでも大きなため息をついた。

「これどうしますか?」

 ミーアともう一人の侍女が、運び込まれたたくさんの荷物を前に目を輝かせている。
 本音を言えば、もう薬を飲んで寝てしまいたい。
 だけど二人ではないけど、中身を確認しないと寝付けそうにはなかった。
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