白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
 この人って結構、珍しいもの好きなのかしら。
 人は見た目によらないのね。
 騎士団長とかやってるし、もっと硬派なのかと思ってたわ。

「け、怪我はどうなんだ?」
「ブレイズ様が呼んでくださったお医者様のおかげで、熱もすぐに下がりましたし問題ありません。直接お礼は言いたいと思っていたんです。ありがとうございました」
「いや、完治したのならいい。よかった」
「……二人は付き合ってるの?」

 先ほどから私とブレイズのやり取りを興味深そうに交互に眺めていたマリアンヌが、ぽつりと呟く様に言った。

 あまりの発言に私もブレイズも驚いたように顔を赤くする。

「「どうしてそうなる」」

 語尾こそ違ったものの、その言葉は見事に重なった。
 それが余計に恥ずかしくて、顔が熱くなる。

 どこをそうしたら、そんな流れになるのよ。
 全然わかんないんだけど。

 だいたい、マリアンヌじゃないんだから恋とかそういうのは生まれてから一度も多分したことないんだからね。

 そこまで考えてふと、少し自分でも悲しく思えたのは秘密だ。
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