白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。

53 離婚と決断

「だってそうとしか思えないじゃない」
「マリアンヌ様、どこをどう見たらそうなるんですか」
「んー。全部?」
「えええ」

「じゃあ、お互いが好き同士ってだけってことね」
「ですから、どこをどうしたらそうなるんです!」
「だって、アンリエッタ。見てみなさいよあれを」
「あれって?」

 必死に抗議する私に、マリアンヌは顎をクイっとさせて目の前の人物をさした。

 言われるままに、そこに座るブレイズを見れば、彼は困ったように咳ばらいをしている。
 しかし確かにその顔というか、耳は真っ赤になっていた。

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