白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。
「はぁぁぁぁぁ」

 だけどこのドレスは、バラ病の感染拡大を抑えた功績として国より贈られたものだった。
 
 そしてそう、この結婚も国が全面的に支持した結果といえよう。
 そうじゃなければ、いくら三男とはいえ私が公爵家の人間と結婚するなどありえないことだから。

「まったく往生際が悪いわね。いつまでため息ついてるつもり?」
「だって、信じられる? 私、結婚またするのよ?」
「そりゃあ見れば分かるでしょう」

 見ればわかる。見ればわかるんだけど、往生際が悪いと言われたって、やっぱり……。

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