白い結婚にさよならを。死に戻った私はすべてを手に入れる。

23 腹が減るから腹が立つ

「まさか一般人に手伝ってもらえるとはな……」
「えっと、それは嫌味でしょうか?」

 私は声のする方へ振り返る。
 そこにはあの先頭にいた騎士がいた。彼はまじまじと私を見ている。

 別に好きで私がやったことだからいいけど、なにもそんな風にいうことないのに。
 その一般人に助けられたって自覚はないのかしら。

「いや、そういう意味ではないんだが」
「むしろ慣れないことはなさらないほうがよろしいのでは? 地下は騎士様たちの管轄外でしょう」

 わざとらしく言えば、他の騎士たちが怒ったように視線をぶつけてくる。

 助けてあげたのにお礼も言えない人たちなんて嫌いよ。
 いくら自分たちの方が身分が上だからって、そういう問題じゃないでしょうに。

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