吸血少女はハニーブラッドをご所望です(コミカライズ原作です)
白翔以外の男で、普通に飲める相手をまた探さなければ。無意識に視線が下がり、机上を見つめる。キュッと下唇を噛んだ。
極上のひと口を知ってからというもの、吸血の時間を苦痛に感じていた。
誰の血を飲んでも異臭が混ざり、美味しさを求めるにはほど遠い。だからせめて、普通に飲み込める相手だけでも見つけなければいけない。
そしてもし見つかれば、その時はいっそのことペットにでもしようと考えていた。
*
「深緋っ!」
教室で数人のクラスメイトに手を振り、昇降口へ向かっていると、靴箱の前で白翔に肩を掴まれた。
「なによ、白翔部活でしょ? 早く行ったら?」
言いながら彼の手をサッと払い除けた。
殊のほか白翔を意識しているのは、自分でも分かっていた。だから余計に言動がキツくなってしまう。
「……そうだけど。その前に話あるんだって」
靴箱の蓋を開けようとして、しばし動きが止まる。
そう言えば。教室でも同じこと言ってたような……?
「なに? 今聞くから話して」
チラッと白翔を見上げると、彼は嬉しそうに笑い、「あのさ」と話し始めた。
極上のひと口を知ってからというもの、吸血の時間を苦痛に感じていた。
誰の血を飲んでも異臭が混ざり、美味しさを求めるにはほど遠い。だからせめて、普通に飲み込める相手だけでも見つけなければいけない。
そしてもし見つかれば、その時はいっそのことペットにでもしようと考えていた。
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「深緋っ!」
教室で数人のクラスメイトに手を振り、昇降口へ向かっていると、靴箱の前で白翔に肩を掴まれた。
「なによ、白翔部活でしょ? 早く行ったら?」
言いながら彼の手をサッと払い除けた。
殊のほか白翔を意識しているのは、自分でも分かっていた。だから余計に言動がキツくなってしまう。
「……そうだけど。その前に話あるんだって」
靴箱の蓋を開けようとして、しばし動きが止まる。
そう言えば。教室でも同じこと言ってたような……?
「なに? 今聞くから話して」
チラッと白翔を見上げると、彼は嬉しそうに笑い、「あのさ」と話し始めた。