恋愛Sim★comp
ヒナキside。

喫茶店で、連絡先の交換をした直後に携帯が鳴った。
「友達のこと、忘れてた!じゃ……幾久、また明日ここで!」
おかしなことに巻き込まれた。
簡単な契約書を作成される。普段の私なら、絶対にしなかっただろう。
けど、幾久……別の才能があるんじゃ?
何だろ……詐欺師とか?あぁ!騙された感が、今更ふつふつと!!

「コト!!ここ!!」
さっきの本屋の横のケーキ屋の前に、二人が手を振って私を呼んでいる。
当然、幾久のことを訊かれた。
絡まれると面倒なので、適当に交わす。
「また、振ったの?」
今後、デートが見つかると面倒だ。
「付き合うことにした。お試し期間、一年だ。」
嘘じゃない。本当でもないが……。
「「えぇえ~~?!」」
友人2人の叫び声が、店内に響く。
私も叫びたい。
擬似恋愛?何だ、それは??恋愛を、体験してみよう?

彼氏のいる二人に、参考で訊いてみる。
「二人は彼氏と、どんなことをするの?」
私の質問に、何故か二人が視線を逸らして赤面。何故だ?!
とりあえず、メモる。女は、謎だ……と。
「いやぁあ~~ん。エッチ♪」
何が?!
文一は、気持ち悪いぐらいクネクネと体を揺らす。
「ウザイ。キモイ!!」
落ち込んだ文一を無視して、柊規……シュウに目を向けた。
「……ふぃ~~。ふう~~」
吹けもしない口笛を吹くまねが、何だか可愛いが……
「誤魔化さないで、吐け!一切合切!!」
私に睨まれ、涙目で口を開く。
「別に、普通だよ~~。そうだね、最初はいっぱい話をしたよ?お互いに、知らないこと多いし。私は、電話♪メールって、伝わらないからね……」
頬を染め、今までと違う女の子の表情。
私が、ドキドキする。これが、女心か!
(後日、幾久に言ったら否定された。ちょっと、違うと……)

「やっと、コトと恋話が出来るんだ♪いっぱい、聞かせてくれると約束するなら……くふ……教えてあ・げ・る♪」と、復活した文一が立ち上がる。
「座って!恥ずかしいから。私の情報は高いわよ?」と、ニヤリ。


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