あの動画を共有しないでください。ー実際にあった怖い話ー

作者side

「で、この後私は病院に運ばれたんだけど、お兄ちゃんはもう息をしていなかったの。私は一日入院してすぐ退院できたんだけどね」


そんなことがあったなんて…。


どんな話かワクワクしていましたが、実際には想像を遥かに超える怖さでした。


「それっていつの話なの?」


もしかしたら、最近莉子が元気ないのはお兄さんが死んでしまったからだと思ったのです。


「先週の話だよ」


先週の話なら、最近莉子が落ち込んでいる理由もわかります。


莉子は月曜日、普通に学校に来ていました。


でもさっき莉子は、心霊スポットに行ったのは『ある日の日曜日』と言っていました。


一日入院したのなら、月曜日に学校は来れないはずです。


こんなことを言うのもアレですが、莉子の話が嘘のように思えてきました。


莉子は心霊好きということもあり、自分で怖い話を作ったのでしょう。


「じゃあ、そろそろ切るね。おやすみ」


私は一方的に電話を切りました。


さっきの莉子の話が嘘だとすると、莉子は私を怖がらせるために作り話をしたのでしょうか。


何だかさっきまでの恐怖が、嘘のように消えていきました。


今夜は眠れないかと思いましたが、いつも通り眠れそうです。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あの夏、キミが描いた青空

総文字数/25,731

恋愛(純愛)35ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
土砂降りの日に現れた転校生。 顔はかっこいいけど話し方が冷たい彼。 だが、一瞬で女子からの人気者に。 そんな彼にはある力があった。 それは、『天気を操る力』だ。 その一方、雨が降っている世界でないと生きられなかった。 「いつか晴れる日が来たら、その時は俺はもういない」 そう言って切なく笑う彼に、あたしは何も言えなかった。
ここで私は、明日の私を待つ

総文字数/11,423

青春・友情19ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私は弱い人が嫌いだ。 だから今日も弱い人をいじめ、強い人を味方につける。 「もしも私がいじめられる側だったら」なんて、一度も考えたことがなかった。 自分がいじめられて、初めて気づくことができたこの気持ち。 もう二度と、同じ過ちを犯したくない。 "ここで私は、明日の私を待つ" いじめのない世界を、私は見つけたいから。
「よ」から始まる怖いもの ー事件に隠された三つの謎ー

総文字数/962

ホラー・オカルト1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『「よ」から始まる怖いもの』とは、一体なんでしょうか。 これは、女子高校生Mさんの身に起こった出来事です。 このお話には三つの謎が隠されています。 是非考えながら読んでみてください。 ※このお話はフィクションです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『第10回野いちご大賞』エントリー作品!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop