(2025改稿版)俺の妻は本当に可愛い~恋のリハビリから俺様社長に結婚を迫られています~
「千奈の話は聞きたくないだろうけれど、もう沙和に隠し事をして不安にさせたくないから。俺にとって、沙和以上に大事な女性はいない。俺を選んで、本物の婚約者になってほしい」


私を覗き込んで訴える目は、とても熱くて真剣だった。


「沙和を愛してる」


真っすぐな告白が胸に深く沁みこんでいく。

喜びに震える心を抱きしめて、私も正直な想いを告げる。


「愁さんが、好き」


気持ちをもう一度言葉にした途端、胸の中に抱えきれないほどの熱い想いが込み上げてくる。

この恋心をどう表現したら、想いがすべて伝わるのだろう。


「……あなたを愛してる」


考えるよりも先に、言葉がするりとこぼれ落ちた。

短い瞬きを繰り返した愁さんに、さらに強く抱きしめられる。

その香りと温もりに一旦収まったはずの涙が滲み出す。


「……ここで会えてよかった。もう会いたくて限界で、明日沙和のところに行こうって考えていたんだ」


「ご、ごめんなさい……」


「俺の不甲斐なさが原因なんだから、謝らないで」


謝る私に愁さんは私の眦に小さなキスを落とす。

人目をはばからない甘い仕草に頬がカッと熱を持つ。

今さらながら周囲を気にする私に彼が相好を崩す。
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