(2025改稿版)俺の妻は本当に可愛い~恋のリハビリから俺様社長に結婚を迫られています~
雲ひとつない青空が広がる今日は、プレオープンパーティーが開催される。

改めて外観を眺め、素敵な店舗づくりに少しでもかかわれた幸せを噛みしめていた。

すると、そこへ焦った様子の頼子さんがやってきた。


「沙和ちゃん、やっと見つけた! 早く着替えて」


今日のパーティーは、美術館や庭園の常連の方々や近所の方々を招いた内輪のものになっている。

そのためか、頼子さんもレモンイエローのシンプルなワンピースを身につけていた。


「頼子さん、預かってきました!」


白いレースが裾に上品に施されたフレアワンピース姿の千奈さんが、大きな包みを抱えて走ってきた。

千奈さんは先月末に立花さんと婚姻届を提出し、仲良く暮らしている。


「間に合ってよかった。沙和ちゃん、こっちに来て」


早口の頼子さんに店内の個室へと促された。

店舗内には三つの個室と仕切りを取り払った開放的なスペースが設けてある。

そのうちの広めの個室に三人で入室する。

今日の千奈さんと私の衣装は、頼子さんにこれまでの礼も兼ねて用意させてほしいと言われていた。

私自身がやりたくて携わった仕事でもあったので一度は断わったのだけど、どうしてもと請われ、千奈さんとともにありがたく甘えさせてもらった。

ちなみに愁さんにその旨を伝えたところ、なぜかとても嬉しそうに賛成された。
< 137 / 149 >

この作品をシェア

pagetop