(2025改稿版)俺の妻は本当に可愛い~恋のリハビリから俺様社長に結婚を迫られています~
「あの、この間は贈り物をありがとうございました。足の心配もしていただいて」


話題を変えなければと考え、遅ればせながら先日の礼を告げる。


「喜んでもらえてよかった。今日の髪型と服装、可愛いな。この前と雰囲気が違う」


今日の私はリネンのイエローのくるぶし丈のスカートに白の半袖カットソーを着ている。

少しでも明るい雰囲気にしたくてこの装いを選んだ。

普段仕事で身に着けているのはグレーや紺といった暗い色が多いのでその反動で時折明るい色を身に纏いたくなる。


「似合っているけど、うなじが全開なところが難点かな。触れたくなるし、俺以外に見せたくないから困る」


とんでもない発言に目を見開くと同時に頬が熱を帯びる。


「からかわないでください」


「沙和に嘘は言わない。ところで、いつまで敬語で話すつもり?」


私の後れ毛に軽く指を絡めて言う。

地肌に微かに指が触れる感触に落ち着かない。


「愁、さんは年上で立場が……」


一番無難な理由を挙げる。

展開の変化に理解が追いつかず混乱してばかりだ。

昨夜だって、緊張してなかなか寝つけなかったというのに。
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