幸せの青い小鳥を助けたら、隣国の王子に番になってくれと求婚されました
2小鳥とのあたたかな日常
シーラは小鳥を助けたその日のうちに、屋敷の中にある小さな書斎で小鳥について調べ始めた。書斎と言っても本当に狭い部屋で、必用最低限の本しか置いていない。その中から、シーラは動物図鑑を読んでいた。
(この国にいる野鳥で、あんな綺麗な青い小鳥はいないみたいね……一体、どこから来たのかしら)
この国の動植物が全て載っている図鑑を隅から隅まで読み漁るが、あの青い小鳥が載っているページは見当たらない。
(載ってないとなると、食べ物も何をあげていいかわからないわ。あれくらいの小鳥だと、だいたいは小さな虫か木の実を食べるみたいだけど……)
木の実であれば自分でも獲りに行ける。だが、小さな虫となるとそもそも捕まえられる気がしない。捕まえたところで、どうやってあげたらいいかもわからないのだ。
(とにかく、小鳥が好きそうな木の実を探してとりあえずあげてみようかな)
ふう、と小さく息を吐いて、シーラは図鑑をぱたんと閉じた。
(この国にいる野鳥で、あんな綺麗な青い小鳥はいないみたいね……一体、どこから来たのかしら)
この国の動植物が全て載っている図鑑を隅から隅まで読み漁るが、あの青い小鳥が載っているページは見当たらない。
(載ってないとなると、食べ物も何をあげていいかわからないわ。あれくらいの小鳥だと、だいたいは小さな虫か木の実を食べるみたいだけど……)
木の実であれば自分でも獲りに行ける。だが、小さな虫となるとそもそも捕まえられる気がしない。捕まえたところで、どうやってあげたらいいかもわからないのだ。
(とにかく、小鳥が好きそうな木の実を探してとりあえずあげてみようかな)
ふう、と小さく息を吐いて、シーラは図鑑をぱたんと閉じた。