幸せの青い小鳥を助けたら、隣国の王子に番になってくれと求婚されました
*
シーラが青い小鳥を助けた翌日。小鳥は目を覚まし、自分で立ち上がることができるようになっていた。
「元気になったみたいでよかった。でも、まだ飛べないのかしら?」
小鳥は飛ぶ様子を見せず、首をかしげながらシーラをジッと見つめている。シーラが指をそっと小鳥の前に差し出すと、なんの躊躇もなく小鳥はシーラの指に乗った。
「か、可愛い……!」
シーラが頬をほんのりと赤く染めて思わず呟くと、小鳥はシーラの指の上で毛繕いを始める。小鳥の足はしっかりとシーラの足を掴んでおり、毛繕いできるほどまで回復しリラックスしてくれているとわかってシーラは嬉しくなった。
「そうだ、あなたのために木の実を取って来たのだけれど、食べられる?あなたが何を食べるのか全く分からないから、小鳥が食べそうなものを取ってきたのだけれど」
そう言って、シーラは青い小鳥を指に乗せたままテーブルの前に移動する。テーブルには、赤や紺色、緑などの様々な色と大きさの木の実が並べられていた。その横には、お皿に水が張ってある。
小鳥はお皿の水を見て、一目散にお皿へ飛び乗り水を飲み始める。美味しそうにコクコクと水を飲む姿に、シーラはまた目を輝かせた。
シーラが青い小鳥を助けた翌日。小鳥は目を覚まし、自分で立ち上がることができるようになっていた。
「元気になったみたいでよかった。でも、まだ飛べないのかしら?」
小鳥は飛ぶ様子を見せず、首をかしげながらシーラをジッと見つめている。シーラが指をそっと小鳥の前に差し出すと、なんの躊躇もなく小鳥はシーラの指に乗った。
「か、可愛い……!」
シーラが頬をほんのりと赤く染めて思わず呟くと、小鳥はシーラの指の上で毛繕いを始める。小鳥の足はしっかりとシーラの足を掴んでおり、毛繕いできるほどまで回復しリラックスしてくれているとわかってシーラは嬉しくなった。
「そうだ、あなたのために木の実を取って来たのだけれど、食べられる?あなたが何を食べるのか全く分からないから、小鳥が食べそうなものを取ってきたのだけれど」
そう言って、シーラは青い小鳥を指に乗せたままテーブルの前に移動する。テーブルには、赤や紺色、緑などの様々な色と大きさの木の実が並べられていた。その横には、お皿に水が張ってある。
小鳥はお皿の水を見て、一目散にお皿へ飛び乗り水を飲み始める。美味しそうにコクコクと水を飲む姿に、シーラはまた目を輝かせた。