【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
アデラールは彼らを睨みつけつつ、ため息を吐いた。
しかしこうした貴族たちを今から罰することができるのは心底嬉しい。
シルヴィーのような被害に遭う令嬢がいなくなるのだから。


「ラディング侯爵は暫くこのままでいい。最後に拘束する」

「よろしいのですか?」

「ああ、自分がやってきたことを反省しなければならない。そうだろう?」


ラディング侯爵は尻を出しながら半泣きになりながら叫び続けていたが、それが更に恥をかくことになるのだろう。
騎士の上着を借りて羽織る。それから騎士たちに指示を出していく。


「彼の妻たちを今すぐに連れてきてくれ。それから会場にいる者たちを一人も逃すな」

「かしこまりました」

「情報を洗いざらい吐かせる」


アデラールの声に騎士たちは表情を切り替えた。
次第に毒も薄れていき、体が自由に動くようになったようだ。
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