Reunion love.
 歩いて15分ぐらいの所の回転ずしに来た。お互い向かい合って座り、私がお茶を用意している間に、太一くんはタッチパネルをスライドさせて眺めている。

 タッチパネルを触ってるその姿だけでも格好良いのはどういうこと…?と若干困惑しつつ太一くんを見つめていると、視線が少し持ち上がって私の方に向く。

 私が見ている事に気付いて少し眉を顰めると「…何」と問い掛けてくる。


「私の彼氏は、格好良いなって思って」

「…馬鹿じゃねぇの」


 そう言って少し笑うと、私の前にタブレットを置く。早く食べるものを選べと言いたいのだと思う。これも一種の照れ隠しな気がした。

 何皿か注文を済ませると太一くんも注文を済ませてから、少しずつ注文をした料理が届き始める。

 私はお寿司だと特にサーモンを多めに頼んでしまう。いつもお寿司屋さんに来たら同じようなメニューになってしまう。


「明日、どこ行きたい?」

「買い物とか行きたいな。服とかも最近買えてないし」

「買い物な」

「新しくできたカフェにも行ってみたい」

「いいんじゃん?」

「太一くんの行きたいところは?」

「俺は…、てっきり遊園地行きたいとか言われるかなって思ってた。水族館行った時そんな話の流れがあったし」


 覚えてくれてたとも思わなかった。太一くんが好きじゃないってあの日もはっきり言ってたし、行くって言っても何だかんだ流れるんだろうなって思っていて、そこまで本気にしていなかった。
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