Reunion love.
「わかりづらかったって自覚あるから、これからはきちんとする。もう同じような事思わせない様に。簡単に嫌いになるとか無いし…、とりあえず俺らに足りないのは話す事だと思うから」


 ずっとそう考えて来てくれていたのかもしれないけれど、中々言葉にして伝えてくれることは無かったから、太一くんの中でも大きな変化なのだと思う。

 今まで私が好きだと思って一緒に居られたらそれでいいと思っていたけれど、両想いだって知ってその気持ちを受け取ってしまえたら、少しずつ欲張りになってしまいそうな気がして、今はそれも怖かった。


「じゃあ、今日は寝ずに朝まで話す?」

「明日の予定無くなるけどな」

「太一くんとのデートは捨てがたい…」

「別にこれからずっと一緒に居るんだから焦んなくて良いだろ」

「え」

「は?」


 私のえ、に驚いた表情をしてこちらを見ている太一くん。

 今の言葉に当たり前の様に言ったのかもしれないけど、私からしたら少しプロポーズっぽい言葉に聞こえてしまったのは、考え過ぎなんだろうか?

 本人がこの顔なので考え過ぎ、なのかもしれないけれど、思わずにやけてしまう。


「…あー、そういうこと。気まずい反応すんなよ」

「だ、だって…!これからずっと一緒にいるんだからって…」

「深く受け取んな。いつかそういう時が来たらそれに合う言葉で言うから」


 いつかそういう時、にも気が早すぎるけど、にやにやしてしまう私は本当に脳内お花畑なのかもしれない。

 太一くんはそんな私に少し呆れた表情で笑って額を指で弾いて来た。

 意味は無いのかもしれないけど、太一くんも一緒に居たいって思ってくれてるんだな、なんて些細な言葉からでも考えてしまう。

 離れていた期間が長いから尚更に。
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