Reunion love.
 一緒にコンビニエンスストアで軽く買い物をして家に帰ってくると、太一くんは少し落ち着かない様子だった。

 今までにも何度か私の家には来ているのにお泊まりともなると、多少は緊張してしまうらしい。


「太一くん?」

「ん」

「先お風呂入ってくる?」

「あー…、うん」


 いつもの素っ気無いお返事の太一くんに戻ってしまった。


「バスタオルとか用意しとくからさっと入っといで」

「純花は?」

「え!?」

「何驚いてんの?順番後で良いのかって意味で聞いたんだけど」

「な…、あ…、そういうこと、か!」


 純花は?の問いに一緒に入んないの?って意味かと思って驚いてしまった。言葉が足りないからかかなくていい恥をかいてしまった気がする。

 穴があったら入りたい。


「私は後で良いよ!」

「純花?」

「もう!勘違いしたって認めるから今は揶揄うのやめてよね!」


 どうせ揶揄われるだろうと思っていたし、先に予防線を張ると、後ろからふわっと太一くんの匂いが近付いてきて、急に抱きしめられる。

 まさかの行動に思わず固まった。


「何を勘違いしたって?」

「な、何をって…」

「勘違いしたって認めるって何が?」


 絶対わかっていないはずがない。いつものお得意の意地悪だ。
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