Reunion love.
「実はもう1人私の同期と合流してね、彼氏に作るケーキの練習を太一の家でする予定なんだけど、純花さんも来ない?」
「け、ケーキ?」
「彼氏がもう少しで誕生日なの。手作りでお祝いしたいんだけど、お菓子作りは苦手で、太一に手伝ってもらってて…」
そう恥ずかしそうに言う姿は可愛らしい。2人でという予定ではなかったらしく、勝手にいろいろと考え込んでいた自分が恥ずかしい。
それに川﨑さんには彼氏が居るらしく、その情報が入っただけでも何だか安堵した。太一くんには悪いけれど、川﨑さんに好意を抱いていても恋人になる事はないのか、とそんな考えをした。
そこまで考えて好きな人の幸せを願えず、むしろ不幸を喜び、その上自分は脈を持たれていない。そんな自分が惨めで情けなく嫌いになった瞬間だった。
私が自分の考えに心を痛めている時、太一くんは軽く溜息を吐くとこちらを見ている。
太一くんは何も考えていないだろうけれど、今はこんなまっくろな自分を見られるのを恥ずかしく感じた。
こんな考えを持っていても、私はさらに欲深い人間であり、好きな人の傍に居たい気持ちで、川﨑さんの誘いに乗ってしまう。
「…お邪魔したら迷惑?」
「来たいなら来れば?」
そんな太一くんの言い方に軽く頭を小突く川﨑さん。太一くんは叩かれたところを手でおさえている。
「何でおいでとか、来てくらいの優しい言葉掛けられないわけ!?本当このクソガキは~!」
その可愛らしい見た目でクソガキとか言っちゃうんだ、と思ったら少し笑えて来た。凄く可愛い見た目と声なのに言葉遣いは思ったよりも少し砕けていて、凄く話しやすい。
私が笑っていると、川﨑さんは私を見て少し驚いた表情をした後、こちらに微笑みかけてくれた。
「さっきまで緊張してたみたいだから、少しでも解けてよかった」
急に会った私にまでこんなに優しくしてくれるなんて思わなかった。同時に最低で歪んでいる私は思ってしまった。
──────太一くんの好きなこの人が、凄く嫌な人だったら良かったのに。
「け、ケーキ?」
「彼氏がもう少しで誕生日なの。手作りでお祝いしたいんだけど、お菓子作りは苦手で、太一に手伝ってもらってて…」
そう恥ずかしそうに言う姿は可愛らしい。2人でという予定ではなかったらしく、勝手にいろいろと考え込んでいた自分が恥ずかしい。
それに川﨑さんには彼氏が居るらしく、その情報が入っただけでも何だか安堵した。太一くんには悪いけれど、川﨑さんに好意を抱いていても恋人になる事はないのか、とそんな考えをした。
そこまで考えて好きな人の幸せを願えず、むしろ不幸を喜び、その上自分は脈を持たれていない。そんな自分が惨めで情けなく嫌いになった瞬間だった。
私が自分の考えに心を痛めている時、太一くんは軽く溜息を吐くとこちらを見ている。
太一くんは何も考えていないだろうけれど、今はこんなまっくろな自分を見られるのを恥ずかしく感じた。
こんな考えを持っていても、私はさらに欲深い人間であり、好きな人の傍に居たい気持ちで、川﨑さんの誘いに乗ってしまう。
「…お邪魔したら迷惑?」
「来たいなら来れば?」
そんな太一くんの言い方に軽く頭を小突く川﨑さん。太一くんは叩かれたところを手でおさえている。
「何でおいでとか、来てくらいの優しい言葉掛けられないわけ!?本当このクソガキは~!」
その可愛らしい見た目でクソガキとか言っちゃうんだ、と思ったら少し笑えて来た。凄く可愛い見た目と声なのに言葉遣いは思ったよりも少し砕けていて、凄く話しやすい。
私が笑っていると、川﨑さんは私を見て少し驚いた表情をした後、こちらに微笑みかけてくれた。
「さっきまで緊張してたみたいだから、少しでも解けてよかった」
急に会った私にまでこんなに優しくしてくれるなんて思わなかった。同時に最低で歪んでいる私は思ってしまった。
──────太一くんの好きなこの人が、凄く嫌な人だったら良かったのに。