Reunion love.
「先にその件詳しく聞かせてくんね?堂々と浮気ですか?男の家に上がり込むなんて」

「ち、違う!実季も居たし、その純花さんも居たの!…及川くんの…、誕生日ケーキを作りたくて…、太一がケーキ作れるって言うからみんなで特訓してて…」

「え…、可愛いから許した」

「ちょっろ」

「黙れ、クソ野郎」


 そもそも浮気なんて疑っても居ないくせに。と言う言葉は、言わないでいた。

 そもそもそちらの彼女を世話した相手に向かってクソ野郎なんて、掛ける言葉本当にあってますか?という確認も面倒だからしない。


「で、真澄が優花を好きそうに見えるかって?」

「そっすね」

「まあ見えるんじゃん?」

「は?」


 及川さんの真顔での返答に呆気に取られる。この人なら見えないと言ってくれると思っていた。

 その返答には川﨑さんまでもが驚いた表情をしている。


「お前面倒見良過ぎるよな、そもそも。だからおっちょこちょいな優花の事気に掛けたくなるんだろ?それだし2人は仲良過ぎる」

「何か私ディスられてない?」

「川﨑さんって、妹に似てんすよね。手がかかると言うか」

「い、妹?」

「そっすね、妹に似た人を好きになる趣味は無いんで、俺的にはあり得ないんですけど」


 ぽかんと口を開けている川﨑さんと、そういうことかと何かを理解している及川さん。

 俺はちなみにどういうことかは理解できていない。
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