Reunion love.
「お寿司食べたくない?久しぶりに回転寿司行きたいかも」

「寿司にする?近くにあったっけ」

「歩いて15分くらいの所にあるよ」

「じゃあ、行くか」


 そんな会話をして荷物を置くと一緒に外に出る。いつも待ち合わせをしてお店で会って時々送ってくれても、ほとんどその場解散が多いから、一緒の家から出て一緒に帰ってくるというその状況だけでも浮かれることが出来た。

 それに今日は一緒に夕飯を食べられて、お泊まりもあって、明日のデートもあって、楽しみな事しかない。

 口元の緩みが止まらず両手を口元に当てていると、太一くんに口元を隠している手を奪われてしまった。


「え…」

「何でにやけてんだよ」


 そう言ってこちらの顔を覗き込んできていて、照れが襲い掛かってくる。

 交際出来ているだけで幸せなのに、こうして一緒に居る時間が増えるなんて思っていなくて嬉しいに決まっている。


「お出かけ嬉しくて…」

「出掛けるだけで?」

「出掛けるだけでも!」


 高校の時だって誘うのは私からが多かったし、だから今こうして太一くんから誘われているだけでもきっと私は太一くんの想像以上に喜んでしまっている所はあるのだと思う。
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