鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「優秀賞、一つ目の企画は――」
社長によって受賞企画が発表されていく。
梢は早く呼ばれたいという気持ちを抱きつつも、最優秀賞までは呼ばないでくれと祈る。
その祈りが届いたのだろうか。発表は順調に進んでいくが、梢の名は呼ばれない。
優秀賞は残すところあと一つ。
「次が最後の優秀賞です。優秀賞、五つ目の企画は商品本部企画部の――」
企画部所属の社員の名が呼ばれる。梢は安堵と不安を同時に抱いた。
優秀賞のうち、実に四つが企画部が応募したものだった。最優秀賞の可能性があると期待を抱きながらも、マーケティング部の自分では難しいのではないかという考えが拭えない。弱気な心が顔を出す。
それでも自分の企画に自信は持っている。これならいけると踏んで出したのだ。
梢は心の中で強く自分を鼓舞した。
「続いて、最優秀賞の発表です」
組んだ手を胸の前まで持ち上げ、ぎゅっと握りしめる。どうか選ばれていますようにと最後の祈りを捧げながら、続く社長の声に耳を傾けた。
社長によって受賞企画が発表されていく。
梢は早く呼ばれたいという気持ちを抱きつつも、最優秀賞までは呼ばないでくれと祈る。
その祈りが届いたのだろうか。発表は順調に進んでいくが、梢の名は呼ばれない。
優秀賞は残すところあと一つ。
「次が最後の優秀賞です。優秀賞、五つ目の企画は商品本部企画部の――」
企画部所属の社員の名が呼ばれる。梢は安堵と不安を同時に抱いた。
優秀賞のうち、実に四つが企画部が応募したものだった。最優秀賞の可能性があると期待を抱きながらも、マーケティング部の自分では難しいのではないかという考えが拭えない。弱気な心が顔を出す。
それでも自分の企画に自信は持っている。これならいけると踏んで出したのだ。
梢は心の中で強く自分を鼓舞した。
「続いて、最優秀賞の発表です」
組んだ手を胸の前まで持ち上げ、ぎゅっと握りしめる。どうか選ばれていますようにと最後の祈りを捧げながら、続く社長の声に耳を傾けた。