鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「さて、元々予定していた賞はこれですべてですが、今回は特別にもう一つだけ賞を用意しています。最優秀賞に匹敵し、なおかつ、私の心を射止めた企画に社長賞を贈ります」
俄にざわつく会場。誰もこの展開は予想していなかったのだろう。
梢の心もざわついている。
「それでは発表します」
また緊張が蘇ってきた。一度落胆しているせいか、上手く心を落ち着けられない。
梢はもう一度胸の前でしっかりと手を組んだ。
「社長賞に輝いたのは――マーケティング部・牧野梢さんの『組み合わせデザインマット』です」
静まり返る会場。企画部以外からの選出に驚きが広がっている。
梢も我がことながら驚く。強く願っていたはずが、実際に欲しい結果を手にするとすぐには感情が追いつかない。中々喜びまで到達できず、むしろ戸惑っている。
「嘘……わ、私……?」
誰も壇上に上がらないせいで、会場がまたざわつき始めた。
「牧野ちゃん! ほら、早く壇上に!」
「は、はい!」
篠田の言葉でようやく状況を理解する。本当に自分の企画が社長賞に選ばれたのだと。
梢はじわじわと込み上げてくる喜びを噛みしめながら、急いで壇上へと向かった。
俄にざわつく会場。誰もこの展開は予想していなかったのだろう。
梢の心もざわついている。
「それでは発表します」
また緊張が蘇ってきた。一度落胆しているせいか、上手く心を落ち着けられない。
梢はもう一度胸の前でしっかりと手を組んだ。
「社長賞に輝いたのは――マーケティング部・牧野梢さんの『組み合わせデザインマット』です」
静まり返る会場。企画部以外からの選出に驚きが広がっている。
梢も我がことながら驚く。強く願っていたはずが、実際に欲しい結果を手にするとすぐには感情が追いつかない。中々喜びまで到達できず、むしろ戸惑っている。
「嘘……わ、私……?」
誰も壇上に上がらないせいで、会場がまたざわつき始めた。
「牧野ちゃん! ほら、早く壇上に!」
「は、はい!」
篠田の言葉でようやく状況を理解する。本当に自分の企画が社長賞に選ばれたのだと。
梢はじわじわと込み上げてくる喜びを噛みしめながら、急いで壇上へと向かった。