鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「ダメっ!」
皆の視線が一気に梢に集まる。平常な状態であれば、萎縮するところだが、今の梢には誰の視線も届かない。
「ま、待ってください。部長は……部長は私と付き合ってるんです! だから、私が部長と結婚します!」
痛いほどの静寂が生まれ、己の息遣いさえうるさく聞こえる。
とんでもないことを言った自覚はあるが、後悔はまったくない。彩芽を正面から見据える。
「ふっ……はははは!」
突如、孝仁の笑い声が響き渡った。彼が笑う姿に、皆驚きの表情を浮かべている。
「牧野、上がって来なさい」
「え……?」
まさか呼ばれるとは思わず戸惑う。どうすべきかとおろおろしていると、永山に軽く背を押された。
「牧野さん、行け!」
永山も、篠田も、ほかのマーケティング部のメンバーも、皆、梢を優しい表情で送り出そうとしている。
素直に従うのが正解かわからないが、梢は彼らに勇気をもらい、再び壇上へと戻った。
孝仁に腕を引かれ、彼の隣に立たされる。
皆の視線が一気に梢に集まる。平常な状態であれば、萎縮するところだが、今の梢には誰の視線も届かない。
「ま、待ってください。部長は……部長は私と付き合ってるんです! だから、私が部長と結婚します!」
痛いほどの静寂が生まれ、己の息遣いさえうるさく聞こえる。
とんでもないことを言った自覚はあるが、後悔はまったくない。彩芽を正面から見据える。
「ふっ……はははは!」
突如、孝仁の笑い声が響き渡った。彼が笑う姿に、皆驚きの表情を浮かべている。
「牧野、上がって来なさい」
「え……?」
まさか呼ばれるとは思わず戸惑う。どうすべきかとおろおろしていると、永山に軽く背を押された。
「牧野さん、行け!」
永山も、篠田も、ほかのマーケティング部のメンバーも、皆、梢を優しい表情で送り出そうとしている。
素直に従うのが正解かわからないが、梢は彼らに勇気をもらい、再び壇上へと戻った。
孝仁に腕を引かれ、彼の隣に立たされる。