999本のひまわり
樹さんは、
「着替えてくるね」
と寝室に向かった。

私はヒマワリの花束を挿すために大きな花瓶を棚から出す。

花はヒマワリにしては小さめだったけれど、10本もあったので大きな花瓶でなくては倒れてしまう。

「かわいい。もう夏ね」
呟きながら鮮やかな黄色いヒマワリをいけた。

部屋着に着替えた樹さんが手を洗って、キッチンの私の横に立って、出来上がったおかずに
「今日も美味しそう~。うー、つまみ食いしたい!」
と言いながらおかずたちをダイニングテーブルに持っていった。

ランチョンマットを置き、慣れた手付きでテーブルセッティングをしてくれる。

私が作り終えていたおかずをお皿によそい、樹さんがテーブルに並べていく。

「飲み物は麦茶とお水はどっちがいい?」
「麦茶がいい」
「OK」

麦茶とグラスを持った樹さんが席について、夕食がはじまった。



おしゃべりをしながらゆっくりと夕食をとる。

そして、週末にヒマワリ畑にいこうと二人で約束をした。

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