至上最幸の恋
だけど黒瀬さんは、私が瑛士さんのことを好きだなんて、少しも思っていらっしゃらないのね。
「ありがとうございます。とても心強いです」
私がそれだけ伝えると、黒瀬さんはバックミラー越しに微笑んだ。
黒瀬さんの優しさをが、とてもありがたい。だからこそ、本当のことを隠しているのが苦しくなった。
3年前に戻りたい。ふと、そんなことを思ってしまった。
ウィーンの公園で瑛士さんと過ごした、胸の奥にしまってある大切な時間。たった数日のことだけど、生まれて初めて恋を知って、景色が鮮やかに色づいた。
どこが好き、ということじゃない。理屈じゃないの。ただただ、瑛士さんのことが大好き。
だけどもう、この気持ちを口にすることはできない。ただ胸に抱いているだけでも、いけないことのように思えてしまう。
「エリサさん? 聞いてます?」
いけない。黒瀬さんの声かけに気がつかなかったわ。
「ごめんなさい、ぼんやりしていました」
「少しお疲れなんじゃないですか? 最近、ほとんどお休みもないですし……」
「大丈夫です。お気遣いいただき、ありがとうございます」
これ以上、黒瀬さんにご心配をおかけするわけにはいけない。できるだけ明るく振る舞わなくちゃ。
大丈夫。私は笑えるわ。
「ありがとうございます。とても心強いです」
私がそれだけ伝えると、黒瀬さんはバックミラー越しに微笑んだ。
黒瀬さんの優しさをが、とてもありがたい。だからこそ、本当のことを隠しているのが苦しくなった。
3年前に戻りたい。ふと、そんなことを思ってしまった。
ウィーンの公園で瑛士さんと過ごした、胸の奥にしまってある大切な時間。たった数日のことだけど、生まれて初めて恋を知って、景色が鮮やかに色づいた。
どこが好き、ということじゃない。理屈じゃないの。ただただ、瑛士さんのことが大好き。
だけどもう、この気持ちを口にすることはできない。ただ胸に抱いているだけでも、いけないことのように思えてしまう。
「エリサさん? 聞いてます?」
いけない。黒瀬さんの声かけに気がつかなかったわ。
「ごめんなさい、ぼんやりしていました」
「少しお疲れなんじゃないですか? 最近、ほとんどお休みもないですし……」
「大丈夫です。お気遣いいただき、ありがとうございます」
これ以上、黒瀬さんにご心配をおかけするわけにはいけない。できるだけ明るく振る舞わなくちゃ。
大丈夫。私は笑えるわ。