至上最幸の恋
「エリサちゃん。このアップルパイ、食べてみてよ」
磯崎さんが、小さく切り分けられたアップルパイを持ってきてくださった。
「まぁ、とても美味しそうですね」
「うん。美味しいんだよ、本当に」
あまりに真剣に仰るから、つい口元がほころぶ。きっと気を遣ってくださったのね。
思えば磯崎さんには、いつもこうして助け舟を出していただいている。さりげなくフォローしてくださるから、撮影現場で居心地の悪さを感じたことはほとんどない。
私はどれだけ、この方に支えられてきたのかしら。磯崎さんがいてくださったから、私はモデルのお仕事を続けてこられた。
「ほら。食べてみて」
「はい、いただきます」
受け取ったアップルパイを、ひと口いただく。リンゴの爽やかな酸味とシナモンの香りが、絶妙なバランスだわ。
「とっても美味しいです!」
「でしょ? いままで食べたアップルパイの中で、一番だよ」
「磯崎さんは、アップルパイがお好きなんですか?」
「うん。子どものころ、母がよく作ってくれていたんだ」
そういえば磯崎さんは、お母さまのことを思って、この道に進まれたのよね。
紛争地ではなく、美しいものを写すことを選んだ。いまも危険な場所に身を置いていらっしゃるお父さまへの尊敬を、胸に抱きながら。
だから磯崎さんの写真は、とても力強くて温かいのね。
磯崎さんが、小さく切り分けられたアップルパイを持ってきてくださった。
「まぁ、とても美味しそうですね」
「うん。美味しいんだよ、本当に」
あまりに真剣に仰るから、つい口元がほころぶ。きっと気を遣ってくださったのね。
思えば磯崎さんには、いつもこうして助け舟を出していただいている。さりげなくフォローしてくださるから、撮影現場で居心地の悪さを感じたことはほとんどない。
私はどれだけ、この方に支えられてきたのかしら。磯崎さんがいてくださったから、私はモデルのお仕事を続けてこられた。
「ほら。食べてみて」
「はい、いただきます」
受け取ったアップルパイを、ひと口いただく。リンゴの爽やかな酸味とシナモンの香りが、絶妙なバランスだわ。
「とっても美味しいです!」
「でしょ? いままで食べたアップルパイの中で、一番だよ」
「磯崎さんは、アップルパイがお好きなんですか?」
「うん。子どものころ、母がよく作ってくれていたんだ」
そういえば磯崎さんは、お母さまのことを思って、この道に進まれたのよね。
紛争地ではなく、美しいものを写すことを選んだ。いまも危険な場所に身を置いていらっしゃるお父さまへの尊敬を、胸に抱きながら。
だから磯崎さんの写真は、とても力強くて温かいのね。