始まりは一夜の出会いから
あれから数週間、よく佐々木さんを社内で見る様になった。
上で打ち合わせする時もあれば、エントランスで佐原さんと話してるのも見る。
当然のことかもしれないが仕事はきちんとこなしている様子で、周りからは大好評だった。
あの人柄ですぐ人と仲良くなって交流を深めているて、尊敬する部分もあった。気付いたらそんな風に無自覚に目で追っている。
最近その事に気が付いたのは美月に言われた時。
「佐々木さんばっか見てるね、有咲。恋?」
からかうように指摘してくる美月に慌てて首を横に振る。
「違うから!」
「意地張らないで早く連絡しなよ。佐々木さん優良物件だからすぐ取られちゃうよ」
「私には関係ない」
遊びで済んで良かったのかも。もう遊び慣れてる人とは付き合いたくない。どうせ私だけを見てくれるなんて奇跡は無いのだから。
男の人を意識すると、思い出すのは高校時代の元彼の事。
凄く好きだったからこそ、トラウマだった。
もう付き合うとか、そういうことで傷付きたくない。
それに佐々木さんには、私みたいな面倒な女は似合わない。
身体を重ねて好きかも?と勘違いして気になっていただけだ。恋愛経験が浅いからそんな勘違いする事になる。
そんな風に考えながらも仕事に集中し始めると、目の前に影が出来て恐る恐る顔を上げる。
「こんにちは!有咲さん!」
その笑顔が少しだけ黒い気がするのは気の所為?
「何か御用ですか?」
「どうして連絡くれないんですか、こんなに待ってるのに」
座っている私と目線を合わせる様に、屈んでいた。
真っ直ぐな目で見られて、思わず顔を逸らす。
上で打ち合わせする時もあれば、エントランスで佐原さんと話してるのも見る。
当然のことかもしれないが仕事はきちんとこなしている様子で、周りからは大好評だった。
あの人柄ですぐ人と仲良くなって交流を深めているて、尊敬する部分もあった。気付いたらそんな風に無自覚に目で追っている。
最近その事に気が付いたのは美月に言われた時。
「佐々木さんばっか見てるね、有咲。恋?」
からかうように指摘してくる美月に慌てて首を横に振る。
「違うから!」
「意地張らないで早く連絡しなよ。佐々木さん優良物件だからすぐ取られちゃうよ」
「私には関係ない」
遊びで済んで良かったのかも。もう遊び慣れてる人とは付き合いたくない。どうせ私だけを見てくれるなんて奇跡は無いのだから。
男の人を意識すると、思い出すのは高校時代の元彼の事。
凄く好きだったからこそ、トラウマだった。
もう付き合うとか、そういうことで傷付きたくない。
それに佐々木さんには、私みたいな面倒な女は似合わない。
身体を重ねて好きかも?と勘違いして気になっていただけだ。恋愛経験が浅いからそんな勘違いする事になる。
そんな風に考えながらも仕事に集中し始めると、目の前に影が出来て恐る恐る顔を上げる。
「こんにちは!有咲さん!」
その笑顔が少しだけ黒い気がするのは気の所為?
「何か御用ですか?」
「どうして連絡くれないんですか、こんなに待ってるのに」
座っている私と目線を合わせる様に、屈んでいた。
真っ直ぐな目で見られて、思わず顔を逸らす。