始まりは一夜の出会いから
「これは?」
「高校時代、有咲のことをみたことがあるって話を過去にしたと思う」
「うん。してたね」
「…思い出したくないかもだけど、公園で泣いてた日、他校の男子高校生に会ったの覚えてない?」
そこまで言われて言いたいことを察した。
その話はその男子と私しか知らない話だからだ。
新くんがその話を知っているということは、この人がその男子高校生だということ。
その事実に気付いて思わず涙を零しそうになる。
そんな私を見て慌てた様に抱きしめてきて「ごめん、怖いよな。こんなん」と言いながら頭まで撫でてくれる。
「ちが…、嬉しくて」
「嬉しい?」
私の言葉に驚いた表情をしてこちらを見ていた。
「ずっと会いたかった。お礼が言いたかったから、まさか新くんだったなんて」
もう会えないと思ってたのに、こんなところで会えるなんて夢みたいなことが起きると思っていなかったのだ。
あの日から新くんは忘れずに私を見付けて覚えてくれていた。
「どうして、もっと早く言ってくれなかったの?」
「言えなかったな。男が苦手だ、嫌いだって聞いてそんな時に俺が覚えてる?って近寄ったら余計嫌われると思った」
そもそも大学時代に話し掛けようとしてくれていて、それを拒んだ時点はそれはそうかと思った。
「高校時代、有咲のことをみたことがあるって話を過去にしたと思う」
「うん。してたね」
「…思い出したくないかもだけど、公園で泣いてた日、他校の男子高校生に会ったの覚えてない?」
そこまで言われて言いたいことを察した。
その話はその男子と私しか知らない話だからだ。
新くんがその話を知っているということは、この人がその男子高校生だということ。
その事実に気付いて思わず涙を零しそうになる。
そんな私を見て慌てた様に抱きしめてきて「ごめん、怖いよな。こんなん」と言いながら頭まで撫でてくれる。
「ちが…、嬉しくて」
「嬉しい?」
私の言葉に驚いた表情をしてこちらを見ていた。
「ずっと会いたかった。お礼が言いたかったから、まさか新くんだったなんて」
もう会えないと思ってたのに、こんなところで会えるなんて夢みたいなことが起きると思っていなかったのだ。
あの日から新くんは忘れずに私を見付けて覚えてくれていた。
「どうして、もっと早く言ってくれなかったの?」
「言えなかったな。男が苦手だ、嫌いだって聞いてそんな時に俺が覚えてる?って近寄ったら余計嫌われると思った」
そもそも大学時代に話し掛けようとしてくれていて、それを拒んだ時点はそれはそうかと思った。