始まりは一夜の出会いから
 水族館から離れて、夕食時に佐々木さんがカジュアルな入りやすいレストランで予約してあると手配してくれていて、そのレストランに共に行く事にした。

 今日、何も言われていないので、ちゃんとしたレストランだと緊張するとドレスコードもちゃんとしていないしと私に気遣って、入りやすくもおしゃれなレストランを探してくれていたのかもしれない。

 1日デートプランを組んでくれ、リサーチして気遣いまでしてくれた佐々木さんのお陰で凄く楽しめた。

 少しだけワインも嗜んでその間にお互いの事を話す。


「美月とはどこでお知り合いだったんですか?」

「大学一緒で、研究内容が同じだったんですよ。そこで仲良くなって」


 大学が一緒?私も美月とは大学時代からの仲だ。

 それでいて私達は同い年…、という事は私も佐々木さんも大学の同期?

 こんな格好良い人が居たら気付かないはずが無いのに、どうして気付かなかったのだろうか。

 大学がでかいとはいえ目が引かないなんてことはないはずなのに、当時の自分の周りへの無関心さに呆れた。
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