始まりは一夜の出会いから
─────翌日
ベッドの中で毛布などに包まれながら腕だけ出してスマホを探すも手に当たらない。その上人の腕に身体を抱きしめられている気がして、事実を確かめるために目を少しずつ開けていく。
目を開けると、全く知らない部屋に少し驚き、その後脳内が覚醒すると昨夜の事を思い出して顔が熱くなる。
「…あ」
思わず小さな声を漏らして周りを見る。隣の方に目を向けると佐々木さんが気持ち良さそうに綺麗な顔で眠っている。
この人が私の彼氏なんだと思うと愛おしくて、柔らかい黒髪に手を滑らせると、突然その手首を掴まれた。
「…おはようございます、有咲さん」
そう柔らかく微笑む佐々木さんに見事に撃ち抜かれた。
そんな私に気を留めることもなく頬を優しく撫でてくる。
「起きたてそんな感じなんですね。可愛い」
「何でも可愛いって言うのやめてください…」
「事実ですから。それに何回言っても良いじゃないですか」
恥ずかしくなって佐々木さんに背を向けて横たわる。
どうして恋人が出来てすぐってこんなに擽ったい気持ちになるのだろうか。
背を向けていると悪戯をする様に背中に唇を押し当てられてゾクッとする。昨晩もそうやって背中にも…、と思い出して羞恥心が増していく。
「佐々木さん!」
「あ、呼び方戻ってる。昨日可愛かったのに、何回も名前を読んでくれて」
「…わかったからやめてください、新くん」
名前を呼ぶと嬉しそうに笑って体を起こす。
「朝ごはん食べて、どこか出かけます?外で食べても良いですけど」
「でも、この服じゃあれなので、一度家に帰りたいです」
「俺がプレゼントしますから外で買いましょう!」
なぜ…。一度家に帰らせてくれるだけでいいのに却下されてしまった。
そしてどこか浮かれているようにも見える。
ベッドの中で毛布などに包まれながら腕だけ出してスマホを探すも手に当たらない。その上人の腕に身体を抱きしめられている気がして、事実を確かめるために目を少しずつ開けていく。
目を開けると、全く知らない部屋に少し驚き、その後脳内が覚醒すると昨夜の事を思い出して顔が熱くなる。
「…あ」
思わず小さな声を漏らして周りを見る。隣の方に目を向けると佐々木さんが気持ち良さそうに綺麗な顔で眠っている。
この人が私の彼氏なんだと思うと愛おしくて、柔らかい黒髪に手を滑らせると、突然その手首を掴まれた。
「…おはようございます、有咲さん」
そう柔らかく微笑む佐々木さんに見事に撃ち抜かれた。
そんな私に気を留めることもなく頬を優しく撫でてくる。
「起きたてそんな感じなんですね。可愛い」
「何でも可愛いって言うのやめてください…」
「事実ですから。それに何回言っても良いじゃないですか」
恥ずかしくなって佐々木さんに背を向けて横たわる。
どうして恋人が出来てすぐってこんなに擽ったい気持ちになるのだろうか。
背を向けていると悪戯をする様に背中に唇を押し当てられてゾクッとする。昨晩もそうやって背中にも…、と思い出して羞恥心が増していく。
「佐々木さん!」
「あ、呼び方戻ってる。昨日可愛かったのに、何回も名前を読んでくれて」
「…わかったからやめてください、新くん」
名前を呼ぶと嬉しそうに笑って体を起こす。
「朝ごはん食べて、どこか出かけます?外で食べても良いですけど」
「でも、この服じゃあれなので、一度家に帰りたいです」
「俺がプレゼントしますから外で買いましょう!」
なぜ…。一度家に帰らせてくれるだけでいいのに却下されてしまった。
そしてどこか浮かれているようにも見える。