奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
(……でも、今は駄目)
まだ、目的地ははるかに遠い。
どこから攻め込めばいいのかも見つけ出せていない状況だ。
まずは、この帝国から皇帝を退ける――そして、母の敵を取る。
その目的があるからこそ、時間は無駄にできない。
「君の予定は?」
「明日、明後日はシャリーン様のところで勉強を。それから、そろそろ貴族の屋敷に行ってみないかってトーマスさんが」
将来有望で、大商人や貴族も取引を求めたくなるような魔道具師エリア。
そして、様々な場所に出入りをし、情報を集める商人リア。
どちらの活動もおろそかにはできないが、当面は『リア』の活動が優先だ。
『エリア』の発明した魔道具は、分業の体制も出来上がっているし、当面は髪乾燥器と冷却庫だけでも、人の目を集められる。
トーマスに頼んで、それらの売り上げは今後の活動資金に回すことにしている。
そもそも、そんなに次々に魔道具を発明する方がおかしいし、今は『エリア』は新作の構想を練っていると世間には思わせておいた方がいい。
(……そう思えば、お母様は才能を持っていたということなのかも)
まだ、目的地ははるかに遠い。
どこから攻め込めばいいのかも見つけ出せていない状況だ。
まずは、この帝国から皇帝を退ける――そして、母の敵を取る。
その目的があるからこそ、時間は無駄にできない。
「君の予定は?」
「明日、明後日はシャリーン様のところで勉強を。それから、そろそろ貴族の屋敷に行ってみないかってトーマスさんが」
将来有望で、大商人や貴族も取引を求めたくなるような魔道具師エリア。
そして、様々な場所に出入りをし、情報を集める商人リア。
どちらの活動もおろそかにはできないが、当面は『リア』の活動が優先だ。
『エリア』の発明した魔道具は、分業の体制も出来上がっているし、当面は髪乾燥器と冷却庫だけでも、人の目を集められる。
トーマスに頼んで、それらの売り上げは今後の活動資金に回すことにしている。
そもそも、そんなに次々に魔道具を発明する方がおかしいし、今は『エリア』は新作の構想を練っていると世間には思わせておいた方がいい。
(……そう思えば、お母様は才能を持っていたということなのかも)