奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「だろう? 実際、皇都の外に一度出てから、ここまで歩いてきた」
屋敷に到着したディーデリックが、やけに疲れているように見えたと思ったら、そういう事情だったのか。
たしかに、皇都を守る門から入ってきたという記録を残しておいた方が、学者の存在感を強調できる。
「……シャリーン様も、もうすぐ到着すると思います」
どんな情報を入手したのかエリュシアには話してくれていないが、このところ、シャリーンも忙しく動き回っているようだ。
最初に到着したのはトーマス、それからシャリーンがすぐに訪れる。
「……こちらは、私の商会が入手した情報です。このようなものがなぜ皇宮で必要とされるのかまったく理解できませんでしたが……そういう事情ならば、こちらもまた関りがあるのかもしれません」
トーマスは、様々な商品名や金額の描かれた書類をテーブルに置いた。
書類に書かれた商品名に視線を落としたエリュシアは、一度一覧を上から下まできっちり読み、そして信じられなくてもう一度同じことを繰り返した。
「……なんで、こんなものばかり納品されているんです?」
屋敷に到着したディーデリックが、やけに疲れているように見えたと思ったら、そういう事情だったのか。
たしかに、皇都を守る門から入ってきたという記録を残しておいた方が、学者の存在感を強調できる。
「……シャリーン様も、もうすぐ到着すると思います」
どんな情報を入手したのかエリュシアには話してくれていないが、このところ、シャリーンも忙しく動き回っているようだ。
最初に到着したのはトーマス、それからシャリーンがすぐに訪れる。
「……こちらは、私の商会が入手した情報です。このようなものがなぜ皇宮で必要とされるのかまったく理解できませんでしたが……そういう事情ならば、こちらもまた関りがあるのかもしれません」
トーマスは、様々な商品名や金額の描かれた書類をテーブルに置いた。
書類に書かれた商品名に視線を落としたエリュシアは、一度一覧を上から下まできっちり読み、そして信じられなくてもう一度同じことを繰り返した。
「……なんで、こんなものばかり納品されているんです?」