奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「はい。本当に、よかれと思ってのことだったのですよ! ですが……魔道具師ギルド長はそれを悪用したのです。ここ半年、彼女が発表した魔道具は、この『エリア』が設計したものだったのです」
「なんと!」
ドミニクは食いついた。こちらが引くほど食いつきが早かった。
エリュシアとドミニクを隔てているテーブルの上に身を乗り出し、こちらにぐいぐいと迫ってくる。
「それは、本当なのか?」
鼻をくすんと鳴らしたエリュシアは、ハンカチを目元に当ててうなずいた。隣にいるディーデリックもまた芝居に熱が入ったようだ。
「さようでございます! ですが、証拠がなく、魔道具師ギルドを相手にするにはあまりにもこちらの分が悪く……」
「そうであろうな」
元の位置に戻ったドミニクは、重々しく頷いて見せた。
「ですが、このエリアはとても優秀な魔道具師なのです。まだ、魔道具師ギルド長には見せていない魔道具があるのです……きっと、その魔道具も奪われてしまうでしょうが」
はぁ、とため息をついた。ここまで来れば、ドミニクはエリュシア達が何を求めているのかわかったはずだ。
「なんと!」
ドミニクは食いついた。こちらが引くほど食いつきが早かった。
エリュシアとドミニクを隔てているテーブルの上に身を乗り出し、こちらにぐいぐいと迫ってくる。
「それは、本当なのか?」
鼻をくすんと鳴らしたエリュシアは、ハンカチを目元に当ててうなずいた。隣にいるディーデリックもまた芝居に熱が入ったようだ。
「さようでございます! ですが、証拠がなく、魔道具師ギルドを相手にするにはあまりにもこちらの分が悪く……」
「そうであろうな」
元の位置に戻ったドミニクは、重々しく頷いて見せた。
「ですが、このエリアはとても優秀な魔道具師なのです。まだ、魔道具師ギルド長には見せていない魔道具があるのです……きっと、その魔道具も奪われてしまうでしょうが」
はぁ、とため息をついた。ここまで来れば、ドミニクはエリュシア達が何を求めているのかわかったはずだ。