奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
「わかった。つまり、新たな魔道具をシャリーンが奪ったという証明を私がすればいいのだな?」
「はい。お願いできますれば……もちろん、お礼の方も。こちらは、主からでございます」
テーブルの上にすっと滑らせたのは金貨のつまった革袋。ドミニクの給料一年分とほぼ同じ金額が入っている。
ちらりと革袋に目をやったドミニクは、口角を上げた。自分の成功を確信しているのかもしれない。
「わかった。できる限りの力を貸そう」
「ありがたく、存じます……魔道具師ギルド長に新たな魔道具の設計図を渡す前に、こちらにも同じものを届けさせます。その後、訴えを起こしますので」
「任せろ。そなた達の悪いようにはせぬ……宮廷魔道具師の発言には、それなりに力があるのだからな」
はっ、はっ、はっ、と高い声を上げて笑ったドミニクは、エリュシアの方に目を向ける。
「気の毒に――だが、私が助けてやろう。そうだ、新たな師を紹介してやろうか。さすがに、私が直々に面倒をみてやるのは難しいのでな」
「ありがとうございます! エリアは、喜びのあまり声が出ないようです。かわって、厚くお礼を申し上げます」
「はい。お願いできますれば……もちろん、お礼の方も。こちらは、主からでございます」
テーブルの上にすっと滑らせたのは金貨のつまった革袋。ドミニクの給料一年分とほぼ同じ金額が入っている。
ちらりと革袋に目をやったドミニクは、口角を上げた。自分の成功を確信しているのかもしれない。
「わかった。できる限りの力を貸そう」
「ありがたく、存じます……魔道具師ギルド長に新たな魔道具の設計図を渡す前に、こちらにも同じものを届けさせます。その後、訴えを起こしますので」
「任せろ。そなた達の悪いようにはせぬ……宮廷魔道具師の発言には、それなりに力があるのだからな」
はっ、はっ、はっ、と高い声を上げて笑ったドミニクは、エリュシアの方に目を向ける。
「気の毒に――だが、私が助けてやろう。そうだ、新たな師を紹介してやろうか。さすがに、私が直々に面倒をみてやるのは難しいのでな」
「ありがとうございます! エリアは、喜びのあまり声が出ないようです。かわって、厚くお礼を申し上げます」