奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
ドミニクの目が、エリュシアを見て、トーマスを見て、そして再びエリュシアに向けられる。彼の身体がぶるぶると震え始めているのを見て、エリュシアは困惑した。
(もしかして、気に入らなかった……?)
彼の興味は引けているようだが、もしかして、彼の方でも同じような魔道具を考えていたりしただろうか。だとしたら、こちらの選択ミスだ。
「素晴らしい! 素晴らしい発明品だ! たしかに、冷室機は欲しがる者も多いだろう。私も、来年の夏までに寝室に欲しいぐらいだ」
ははは、と快活に笑ったドミニクは、テーブル越しにがっとエリュシアの手を掴んできた。両手を同時に取られ、エリュシアは目を白黒とさせる。
「録音機、再生機も素晴らしい!」
どうやら気に入ったらしいと判断したエリュシアはホッとする。ドミニクに握られたままの両手は気になるけれど。
「たしかにこれらも、あの女が盗みそうな発明品だ。私の方で、保護してやろう。トーマスとやら、すぐに書類を用意してくれないか。私はあの女とは違う。このエリアの発明品は、私が守ってやろう」
(もしかして、気に入らなかった……?)
彼の興味は引けているようだが、もしかして、彼の方でも同じような魔道具を考えていたりしただろうか。だとしたら、こちらの選択ミスだ。
「素晴らしい! 素晴らしい発明品だ! たしかに、冷室機は欲しがる者も多いだろう。私も、来年の夏までに寝室に欲しいぐらいだ」
ははは、と快活に笑ったドミニクは、テーブル越しにがっとエリュシアの手を掴んできた。両手を同時に取られ、エリュシアは目を白黒とさせる。
「録音機、再生機も素晴らしい!」
どうやら気に入ったらしいと判断したエリュシアはホッとする。ドミニクに握られたままの両手は気になるけれど。
「たしかにこれらも、あの女が盗みそうな発明品だ。私の方で、保護してやろう。トーマスとやら、すぐに書類を用意してくれないか。私はあの女とは違う。このエリアの発明品は、私が守ってやろう」