奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
魔道具師達を断罪するにしても、まずは皇帝の許可を取らねばならない。
皇帝に面会の許可を求める使いを出すと、急務であると手紙に書いたからか、思っていたよりも早く時間を取ってもらえることになった。
身なりを改めて、中央宮へと向かう。
政務の場である中央宮は、広大な敷地の中心部に位置している。出仕している貴族や役人達がせわしなく行き来している。
「……陛下、お目通りを許していただき、ありがとうございます」
「ああ。何かあったか?」
ゆったりと玉座に腰を下ろした皇帝は、目の前で膝をついたディーデリックを高い位置から見下ろしている。
頭を下げているが、彼の視線がちくちくと突き刺さっているのを悟らずにはいられなかった。
あまりにも巨大――かつてはそう思っていた。
彼の持つ権力、影響力。暗殺を試みても、交わされ続けた一度目の人生。
だが、今の人生では一度目の人生よりも要領よく動けているはずだ。まずは、魔道具師達。それから貴族、その次に――彼を追いやる。
「……魔道具師の中に、汚職を行っている者がおります。それも、かなりの数の者が」
皇帝に面会の許可を求める使いを出すと、急務であると手紙に書いたからか、思っていたよりも早く時間を取ってもらえることになった。
身なりを改めて、中央宮へと向かう。
政務の場である中央宮は、広大な敷地の中心部に位置している。出仕している貴族や役人達がせわしなく行き来している。
「……陛下、お目通りを許していただき、ありがとうございます」
「ああ。何かあったか?」
ゆったりと玉座に腰を下ろした皇帝は、目の前で膝をついたディーデリックを高い位置から見下ろしている。
頭を下げているが、彼の視線がちくちくと突き刺さっているのを悟らずにはいられなかった。
あまりにも巨大――かつてはそう思っていた。
彼の持つ権力、影響力。暗殺を試みても、交わされ続けた一度目の人生。
だが、今の人生では一度目の人生よりも要領よく動けているはずだ。まずは、魔道具師達。それから貴族、その次に――彼を追いやる。
「……魔道具師の中に、汚職を行っている者がおります。それも、かなりの数の者が」