奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
許しを得て顔を上げる。皇帝は、ディーデリックの記憶にある通り若々しさを保っていた。ディーデリックの兄にしか見えないのではないだろうか。
「汚職? 汚職だと?」
「はい、陛下。こちらに証拠が」
汚職の証拠を差し出す。皇帝はさっと目を通した。きちんと確認しているのか疑いたくなるような速度ではあったが。
「この者は、商人に命じ、女性を無理矢理召し上げておりました。この者は、不必要に高額な金銭の要求を。それから、この者は……」
魔道具師達が、商人や魔道具の購入を求める他の貴族に対し、様々な要求をしていたことを明らかにする。
魔道具の中には、不治の病にかかっている者の病状を和らげるものもある。そういった魔道具を求める者は、家宝を差し出してでも魔道具を求めていたらしい。
いくら宮廷魔道具師といえど、不当な要求をしていいことにはならない。賄賂や横領は明らかな罪だ。
「まったく気づかなかったが、魔道具師共は腐っておったか――ドミニクの名もあるが?」
「はい、父上。この者は素材を独占しているようです。彼の行いにより、貴族達の間にも不満が広がっており――」
「汚職? 汚職だと?」
「はい、陛下。こちらに証拠が」
汚職の証拠を差し出す。皇帝はさっと目を通した。きちんと確認しているのか疑いたくなるような速度ではあったが。
「この者は、商人に命じ、女性を無理矢理召し上げておりました。この者は、不必要に高額な金銭の要求を。それから、この者は……」
魔道具師達が、商人や魔道具の購入を求める他の貴族に対し、様々な要求をしていたことを明らかにする。
魔道具の中には、不治の病にかかっている者の病状を和らげるものもある。そういった魔道具を求める者は、家宝を差し出してでも魔道具を求めていたらしい。
いくら宮廷魔道具師といえど、不当な要求をしていいことにはならない。賄賂や横領は明らかな罪だ。
「まったく気づかなかったが、魔道具師共は腐っておったか――ドミニクの名もあるが?」
「はい、父上。この者は素材を独占しているようです。彼の行いにより、貴族達の間にも不満が広がっており――」