奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
エリュシアはなるべく彼らと関わらないようにしていたのに、わざわざエリュシアが暮らしていた離宮まで来ては殴ってきたり、石をぶつけてきたり。異母姉達に、身に着けていたドレスをぼろぼろにされたこともあった。
(そうだった。それで、魔道具について教えてくれることになったんだわ……)
はあとため息をついて、安楽椅子の中でもぞもぞと姿勢を変える。
エリュシアが、異母兄異母姉達にいじめられていることに気づいた母は、エリュシアをなるべく離宮の外に出さないようにした。外遊びをするのも、母が見ている時だけ。
そのかわり、エリュシアが興味を持っていた魔道具製作の手ほどきをしてくれるようになった。
(もしかしたら、いつでもここから逃げ出せるようにという気持ちもあったのかもしれないわね)
エリュシアが外に出なくなれば、彼らもエリュシアのことなんてすっかり忘れ去った。母がいなくなって、使用人達もどんどん数を減らすようになってからはなおさら。
そして今、エリュシアは戻ってきたわけだ。
(ここに戻る日が来るなんて、考えてもいなかった)
(そうだった。それで、魔道具について教えてくれることになったんだわ……)
はあとため息をついて、安楽椅子の中でもぞもぞと姿勢を変える。
エリュシアが、異母兄異母姉達にいじめられていることに気づいた母は、エリュシアをなるべく離宮の外に出さないようにした。外遊びをするのも、母が見ている時だけ。
そのかわり、エリュシアが興味を持っていた魔道具製作の手ほどきをしてくれるようになった。
(もしかしたら、いつでもここから逃げ出せるようにという気持ちもあったのかもしれないわね)
エリュシアが外に出なくなれば、彼らもエリュシアのことなんてすっかり忘れ去った。母がいなくなって、使用人達もどんどん数を減らすようになってからはなおさら。
そして今、エリュシアは戻ってきたわけだ。
(ここに戻る日が来るなんて、考えてもいなかった)