奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
わかってはいたが、確信できた。ザフィーラは、ディーデリックに狙いを定めている。
トーマスに手紙を書いて、ディーデリックに連絡してもらおう。エリュシア自身でも、王宮の様子は探っておかなければ。
取り出したのは、この王宮から脱出する時に使った魔道具と同じものだ。エリュシアの黒髪を茶色に、特徴的な金色の目は茶色に見せてくれる。
これならば、王宮のどこにでも溶け込むことができる。どこかでメイド服かなにか使用人の服を調達して、王宮内の噂を集めてみよう。
ディーデリックが王国を訪れたのは、ザフィーラとそんな会話があってから二週間ほどが過ぎたあとのことだった。
クラニウス国王から新たにつけられた侍女のメリアは、『しばらく一人にしておいてほしい』と言えば、エリュシアをそっとしておいてくれた。
前の侍女マルタと違うのは、侍女の控室できちんと待機していることだ。
エリュシアのことをどう思っているかはわからないが、職務に忠実なところは好感が持てる。
トーマスに手紙を書いて、ディーデリックに連絡してもらおう。エリュシア自身でも、王宮の様子は探っておかなければ。
取り出したのは、この王宮から脱出する時に使った魔道具と同じものだ。エリュシアの黒髪を茶色に、特徴的な金色の目は茶色に見せてくれる。
これならば、王宮のどこにでも溶け込むことができる。どこかでメイド服かなにか使用人の服を調達して、王宮内の噂を集めてみよう。
ディーデリックが王国を訪れたのは、ザフィーラとそんな会話があってから二週間ほどが過ぎたあとのことだった。
クラニウス国王から新たにつけられた侍女のメリアは、『しばらく一人にしておいてほしい』と言えば、エリュシアをそっとしておいてくれた。
前の侍女マルタと違うのは、侍女の控室できちんと待機していることだ。
エリュシアのことをどう思っているかはわからないが、職務に忠実なところは好感が持てる。