奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
地図上では知っていたが、魔道具師ギルドを見つけるまでにはちょっと時間がかかってしまった。
エリュシアは迷うことなく入口の扉を開き、中に入る。
「魔道具師として登録したいのですが……」
姿変えの魔道具を使っているエリュシアは、平凡な容姿に見えているはず。
受付のカウンターのところでそう言うと、受付に座っていた男性は、エリュシアを上から下まで見回した。
「お前、メイドだろう? メイドがなんで、魔道具師になんか……」
エリュシアは、声を潜めて囁いた。いかにも重要なことを口にしようとしているみたいに。
「うちのご主人、すっごくケチなんですよ! 亡くなった母が魔道具師だったので、母の工具を借りて作ってみました」
「あー、つまり、給金だけじゃ足りないと。そんないい服着てるのにな」
一応王宮のメイドが着用するメイド服なので、庶民の服よりはよほど上質な仕立てだ。エリュシアはしかめっ面になった。
「これ、メイド服ですよ。なんで休みの日にまでメイド服を着ないといけないんだか……」
エリュシアは迷うことなく入口の扉を開き、中に入る。
「魔道具師として登録したいのですが……」
姿変えの魔道具を使っているエリュシアは、平凡な容姿に見えているはず。
受付のカウンターのところでそう言うと、受付に座っていた男性は、エリュシアを上から下まで見回した。
「お前、メイドだろう? メイドがなんで、魔道具師になんか……」
エリュシアは、声を潜めて囁いた。いかにも重要なことを口にしようとしているみたいに。
「うちのご主人、すっごくケチなんですよ! 亡くなった母が魔道具師だったので、母の工具を借りて作ってみました」
「あー、つまり、給金だけじゃ足りないと。そんないい服着てるのにな」
一応王宮のメイドが着用するメイド服なので、庶民の服よりはよほど上質な仕立てだ。エリュシアはしかめっ面になった。
「これ、メイド服ですよ。なんで休みの日にまでメイド服を着ないといけないんだか……」