奪われる人生なら、 すべて捨ててしまいましょう ~忘れ去られた第七王女による国を巻き込んだ逆転劇~
ディーデリックに手を取られて歩くと、招待されている貴族達の視線がこちらに向けられているのがよくわかる。ひそひそと囁き合う声は、エリュシアはディーデリックにふさわしくないと言っているのだろうか。
エリュシアとディーデリックが到着した時には、そこにはすでに王家の者達が揃っていた。
父であるザフィーラ国王。正妃のデリア。それから、王太子のヴァルスとザフィーラ。
側妃達も、隣のテーブルについている。
ザフィーラは、エリュシアがディーデリックにエスコートされてきたのに不満そうな表情になった。もう少し表情を取り繕えなければ、帝国で生きていくのは難しいのではないだろうか。
「……では、始めようか」
国王が、ディーデリックの帰国を残念がる言葉を述べ、帝国と王国の末永い友好を願う言葉を口にする。
それから、乾杯の言葉を合図に晩餐会が始まった。
前菜、スープ、そしてメインの料理へと食事は進んでいく。銀の食器はキラキラと輝いていて、食卓に置かれた燭台では、蝋燭の炎がゆらゆらと揺らめいている。
エリュシアとディーデリックが到着した時には、そこにはすでに王家の者達が揃っていた。
父であるザフィーラ国王。正妃のデリア。それから、王太子のヴァルスとザフィーラ。
側妃達も、隣のテーブルについている。
ザフィーラは、エリュシアがディーデリックにエスコートされてきたのに不満そうな表情になった。もう少し表情を取り繕えなければ、帝国で生きていくのは難しいのではないだろうか。
「……では、始めようか」
国王が、ディーデリックの帰国を残念がる言葉を述べ、帝国と王国の末永い友好を願う言葉を口にする。
それから、乾杯の言葉を合図に晩餐会が始まった。
前菜、スープ、そしてメインの料理へと食事は進んでいく。銀の食器はキラキラと輝いていて、食卓に置かれた燭台では、蝋燭の炎がゆらゆらと揺らめいている。